スイスは来週の月曜日、春になります。
何をもって春?それはチューリッヒの「ゼクセロイテン」。
この「ゼクセロイテン」ですが、冬の象徴であるベーグと呼ばれる背丈3メートルの雪だるまを爆破するというある意味で奇祭とも言えるお祭り。冬の象徴を爆破することで冬に終わりを告げ、春を迎え入れる儀式の意味合いもあるようです。
因みにベーグの頭部には火薬が仕掛けられていて、点火から頭部の爆発までに要する時間で、その年の夏の天候を占うとのこと。
お祭りの由来を簡単に説明すると、「ゼクセロイテン(Sechseläuten)」とは、ドイツ語で「6時の鐘」という意味。
まだ電気のなかった時代、1日の就業時間は日の長さで決められていましたが、シカシ、春になるに連れ日は長くなるので、夕方6時の鐘が1日の仕事を終える合図とされていました。
毎年4月の第3もしくは第4月曜日に行われてきたこの祭典は、14世紀(日本でいう鎌倉時代後期)から続く歴史のあるお祭りです。
前日からチューリッヒの市内ではパレードが行われにぎやかな雰囲気に。祭り本番の18日月曜日は実質休日となり、市民のテンションも一気にお祭りモードへ。皆がクライマックスの6時の鐘を待ちわびます。
そして鐘が鳴り響いた時、巨大雪だるまベーグにいよいよ点火です!
イノウエは今週末から月曜日にかけて、冬のユウウツさを追い払うためチューリッヒに出向き「ゼクセロイテン」に参加する予定。
ジュネーブからチューリッヒまではおよそ1時間のフライト。
滞在先は、シャンツェングラーベン運河沿いにある170年の歴史を誇るホテルBAUR AU LAC 。ここはパレードのコースから目と鼻の先にあり、テラスからはチューヒッリ湖を一望できる、シガーをエンジョイするにはモッテコイのロケーション。
到着後、ウェルカムシャンペンを片手にベーグオファーのベガス・ロバイナ ファモソス(オファーは終了しました)を1本。
仲間はコイーバ シグロⅥを楽しみ、ゼクセロイテン以外考えていなかった行き当たりバッタリの旅の計画を練る。
16日は、とりあえずチューリッヒ観光へ。
チューリッヒの観光は教会がメイン。中でもグロスミュンスター大聖堂は塔に登ることができ、そこからチューリッヒ市内やチューリッヒ湖を一望できる絶対外せない場所(喫煙不可)。
そして次はここから目に留まったユトリベルク山へ。山というより丘である。ここからの眺めは最高でイノウエのテンションはMAXとなる予定。
翌17日は、近郊へ足を延ばしライン滝に。スイスのナイアガラとも呼べるこの滝は落差23メートル、幅は約150メートル。雪解けの季節の水量はなんと毎分64200立方メートル!遊覧船での滝壺巡りもはずせません。
そしていよいよ18日、待ちに待った午後6時の鐘。今年はベーグに点火してからどのぐらいで頭部が吹き飛ぶか
乞うご期待!
祭りのあとはベーグオファーでもらったもう1本のベガス・ロバイナ ファモソス(オファーは終了しました)で旅を締めくくる。
完璧である。
参考リンク:
BAUR AU LAC
スイス観光局(ライン滝)
Find Travel (世界の奇祭?衝撃的な雪だるま爆破祭りが4月にスイスで開催!)